ケフェウス座δ型変光星
(CEP,D CEP)
「セファイド」


ケフェウス座δ型の特徴

最初に発見されたこの型の変光星がケフェウス座δ星であった。
その為一般にセファイド又はケフェイド(共にケフェウスの意)と呼ばれている。

セファイド型変光星の特徴として、いずれも非常に明るく、
スペクトル型がF、G、K=薄黄〜橙色の超巨星、巨星、
又は最も明るい主系列星であることがあげられる。
これらの情報をHR図に記入すると、図上の右上〜左下(脈動不安定帯)の
最上部に多く記されるだろう。

セファイドの変光周期は数時間〜50日ほどで、このタイプの典型的なものは
5日〜8日の間である。変光幅は大半が1等以下で、変光範囲0.1等〜2等となっている。
ほぼ全てのセファイドは変光周期及び変光範囲が規則正しい。


セファイドのデータから距離を測る

地球は太陽の周りを回っているので、同じ星でも夏と冬では見える方向が僅かに異なる。
この方向の差と、夏と冬での地球の位置の差から星までの距離が割り出せる。

しかしこのような年周視差は遠くにある星ほど、小さくなり測るのが難しくなる。
ここでセファイドが重要になるのである。

アメリカの天文学者リービットはマゼラン銀河の中に多数のセファイドを発見した。
(それらセファイドの、地球からの距離はいずれもほぼ同じ)
そして彼女はセファイドの変光周期が長いほど、絶対等級が高いことに気付いたのである。
セファイドの変光周期と絶対等級の関係を利用すれば、
天体までの距離が分かるというわけだ。

別方法により距離の分かっている、遠くない距離のセファイドと、
遠くにあり距離のわからないセファイドの周期を比べることにより、
距離の分かっていないセファイドの絶対等級を知ることができる。
すると絶対等級と見かけの等級から、距離を推定することが可能となるのである。